狼執事とお嬢様♡


1時間目はサボリ。

いまさら行っても気まずいしね?



私は教室をでる際に3人へ友チョコをあげようと持ってきた。

でも、袋の中にはもう1つ。


…和哉君の分がある。



4人で笑いの尽きない話をしている中、そんなことをふと思う。




さっきからずっと、屋上に座っている。

少し冷えた屋上の床。


それは私の体をさらに冷やす。


床は当然固い。
そのため、さっきからお尻がイタイ…



徐々にその痛みに耐えられなくなり、立ち上がった私。


「どぉしたの?」

『あはは…お尻が、痛くって…』

「お嬢様にはココは場慣れするには厳しいからね。」

「だねー★」



麻衣の冷静な突っ込みに苦笑いを浮かべる私。


立ったついでに、大きく伸びをした。



あ…




今、思ったけど…



屋上からの景色、ちゃんと見たことなかったかも…。




私は『ちょっとゴメンね?』
そう、一言入れてから屋上の端まで足を運ばせた。


カシャン…
小さくなったフェンス。


絡ませた指はすっかり冷え切っていて。