『そこまで言う必要ないでしょ!?』
今日は少しだけ変な支葵。
学校では普段より大人しい…はずなのに…
支葵は頬杖をついて視線を落としたまま、動かさない。
私は支葵に体も視線も向けるも、支葵は知らん顔で。
ふぅ…と再度ため息をつく。
いつもとは少し違う支葵に、私は話すのをやめ、体を前へと向けた。
「…いてたんだよ…」
『…え?』
ボソッと、右隣から聞こえた声。
その声は、確かに支葵の声で。
ただ、小さすぎて聞こえなかった…だけで。
『何て、言ったの?』
「…クソ天然お嬢様……」
『はぁ?』
「はっ…冗談だって。」
また、からかわれたぁー…
何回コノ狼に遊ばれれば気が済むんでしょうか私は…
逆に、私で遊びすぎじゃない?
この狼。
「…妬いてた。悪いかよ…」
突然の言葉に、私はサッと支葵へ視線を移した。

