狼執事とお嬢様♡



何て言ったらいいか困っている矢先。


荒々しく開いた教室のドア。


『あ…忘れてた…』


急いで教室に飛び込んできたから、いつもゆっくり教室まで歩く執事クン達を置いてきたんだったぁー…



怒ってるよね…?



確認をするかのようにドアのトコに立っている3人に目を向ける。




『ッ…!』


メチャメチャ怒ってるーーー!?!?




く、黒いオーラが…見えなくも無い…




1番前に立つ海琉が、どんどんと私の方へ近づいてくる。

続いて俊、支葵と海琉同様私のほうへ。




何故だ、皆ッ…!


何故に道をあけるんだッ!




私はどちらかと言うと止めて欲しいよぉ!


すっかり静まり返ってしまった教室。



この張り詰めた空気に耐え切れず…


『ご…ごめ―…』


謝ろうと、した。

だけど先頭に立つ海琉の矛先は…


「いつまで穂乃歌に触ってるつもり?」


私の手を未だに握っている男子に向けられた。