狼執事とお嬢様♡



とりあえず私は支葵の後を追った。


それを追うように、俊と海琉も後に続く。



『支葵???』


なにをやっているんだこのヒトはッ!



リビングに入るとまだ温かいできたばかりのカップケーキを頬張っている支葵が居た。




「不味くねぇじゃん。
むしろ美味い。」

『え、あ…ありがと…』



嘘、だったんだけどねー…?


それを確かめにリビングに入ったというわけですかッ…!




支葵は1つカップケーキと食べ終わると、さっきまで綺麗にカップケーキを包んでいた銀色を纏ったカップをクシャ、と丸めてゴミ箱へ投げ入れた。



ソレは、弧を描くようにしてコトンと音を立ててゴミ箱へ入った。




ゴミ箱までの距離も恐れずに投げ入れたよ、この狼は…





凄すぎませんか…?





『ちゃんと包んで渡そうと思ったのに。』




『せっかちだなぁ…』そう付け加えて言うと、支葵はニッとワザとらしく口角を上げて言った。



「穂乃歌の作ったモン食うのは、俺が1番だからな♪」

『なにそれw』


柄にもなく子供らしい支葵に、笑が零れた。

反面、

少しだけ、嬉しかった♪