狼執事とお嬢様♡



『蘭さん!
できたわッ♪』


カップケーキの焼きあがる音とともに私の緊張の糸は一瞬にして切れた。


「お嬢様!素晴らしいです!
私は一切口出ししていないというのにッ!
初めてとは思えない出来栄えですよ♪」

『ありがとう!
蘭さんのお陰だわ♪』

「そう言ってもらえると光栄です♪」



こんがりと焼け色の付いたチョコの色をしたカップケーキ。



初めての料理は無事成功♪



蘭さんが思った以上に材料を持ってきてくれたので、少ししか使わないのも失礼かと思って多めにつかった結果…・・・



100個近くのカップケーキが出来上がりマシタ★



1人3つあげたとして…


30人と少し…。



支葵と俊に海琉。
それから婁唯。

莉緒と芽衣に麻衣にもッ♪

あと…最近会ってないけど、和哉君にも♪


これでも8人…


あ、そぉだ…



私はテーブルの上の紙袋に中に入っている可愛らしいラッピングの袋やリボンを取り出した。


3つほどカップケーキを包むと、それを蘭さんに差し出した。



『はい、蘭さん♪
今日のお礼よ♪召し上がって?』

「お嬢様…」


蘭さんは私の手の中にあるキレイに包まれたカップケーキを受け取った。


「ありがとうございますッ!!」