狼執事とお嬢様♡



『蘭さん、早速…
教えていただいていいかしら?』

「もちろんですッ!
はじめましょうッ♪」



蘭さんは意気込むかのようにメイド服の袖をひじ上まで捲り上げた。



『3人共?
今日は執事なんてしなくてもいいわ?
自由に出かけてもいいわよ♪』


執事休暇ですね♪


3人共喜ぶ、と…思ったのに…



「そんなことできません。
私達はお嬢様の執事です。」

「迷惑にならぬよう、上の階にでも大人しく居ますから。」

「何かあったら、すぐに申し付けください。」


『え、えぇ。ありがとう…。』


“では、失礼します”



そういい残して上へ行ってしまった3人。



せっかくの人の親切をッ!


3人らしいような、らしくないような…


でも…いつだってそうだったかなぁ…





私に何かあればすぐに傍に来てくれた。





「お嬢様?
始めましょう?」




不意に話しかけられた私。


ハッと我にかえる。



『そうね♪
始めましょう♪』