狼執事とお嬢様♡



自分の部屋に入ると、クローゼットの中から清純な白の服を片っ端から引っ張り出した。



その中から長めの丈のワンピースを選ぶ。



厚めの物はエプロンをつけるときに邪魔かと思ってあえて着なかった。



いつもは櫛を通して下ろしたままの腹部まである長い髪を、今日はお団子にしてみた。




料理に毛が入ったら困るかな、と思って。







随分身なりを整えるのに時間を費やしてしまった。


5時30分起床。


只今6時30分。



1時間近くも身なりを気にしていたのだ。




『ふぅ…』





久しぶりにこんなことした。



少し、疲れた…




そんなことを思っていると、軽快に家のチャイムがなった。





その音は私にとっては少しだけ憂鬱な音にも捉えることができた。



心の現われ、かも…?




私はドアの向こう側に居る人少しだけ想像しながらも、家のドアを開ける。

いつもより重く感じられるドア。