狼執事とお嬢様♡


『ちょッ…何?』


そう言うと、支葵はフッと笑った。



「俺に作ってくれんだろ?」



次に見せた笑顔は、子供のように可愛らしくて。


ドキン。


嬉しそうに跳ねる鼓動。


支葵に聞こえちゃうんじゃないかってくらい大きく跳ねて。




支葵もあんな風に笑うんだなって…

初めて知った。



支葵の事が、1つでも多く分かると…嬉しい♪



『うん…♪』


私は同じだけ、支葵を抱きしめ返した。



「ストップ!
そこの2人!!いい加減にしろ!
蘭サンが来るなら、穂乃歌も身なりを整える!
モチロン俺等もッ!
羽目を外さない様に気をつけなきゃ!
わきまえる所はわきまえる!
隙を見せるな気を抜くな!
凛城の家にいる人には自分を繕え!」


『あ…ハィ…』




海琉の勢いに参りました!

なんか、気合入ってるね…



ちょっと不機嫌そうなのは気のせい?



私は支葵の背中に回していた腕を
無気力に下へおろした。



同時に、支葵の腕もスッと私から離れた。