狼執事とお嬢様♡





別に、したくてした訳じゃない…




なんて、言わないけど。

だって、そんな事言ったら嫌な女っぽくなっちゃうし?




それに…皆の気持ちは嬉しいから…。



「でも、まぁ…
俺はそこまで思ってないよ。」

『え…?』


海琉はフッと微笑んで言った。



「横恋慕とか、しないから…。
支葵と穂乃歌の邪魔はしないよ」

『海、琉…』



その微笑は、悲しそうで…寂しそうで…
切なそうで…



「ま、俊はわかんないけどね?」

「あ?」

『へっ…?』



海琉はいつものように笑った。

それでも、私には…


少しだけ切なそうに見えた。


ごめんね…




そう、心の中でつぶやいた。



何度も、何度も。




「俊…テメェ…
俺に任せるんじゃなかったのかよ…?」



支葵は軽く俊を睨んだ。