狼執事とお嬢様♡


「お前は執事だろ?」

「だったらなんだよ?」


段々と支葵の顔が雲っていくした。



海琉も、いつもと違う…



「立場を弁えろよ」

「んなこと分かってるよ」

「……」




眉間にしわを寄せる海琉。

海琉よりも背が大きい支葵は顎を上げて見下すように海琉を見て。


俊はそんな2人を黙っていている…。





私は、どうしたらいいのか分からなくて。






私のせいで、こんな空気になっちゃったんだ…。



仲のいい3人なのに…。

私にとっても大切な3人なのに…。




こんなの、嫌だ。




私が下を向きうつむいていると、支葵が海琉に言った。






「お前、さぁ…
それ、恋情ってこと…気づいてんの?」

「…」



「お前が言おうとしていること、思っていることは…
嫉妬と横恋慕に過ぎねぇんだよ…」