「行くぞ」 そっとささやかれたその言葉。 一瞬、意味が分からなくて。 数秒置いて理解した私。 『う、うん…』 と、曖昧な返事をした。 チラッと、支葵と海琉を見る…。 うっわぁ… やばい…かも? 2人は眉間にしわを寄せていた。 ホント、鬼の形相。 そこまで…怒らなくてもいいのにぃ… 怒ってるかどぉかは分かんないけど…。 「穂乃歌」 呼ばれた名前。 右隣にいる婁唯を見る。 引かれた肩と腰。 瞬間、体がフワッと浮いたかと思うと、また姫抱っこ状態。