快楽の代償




恥ずかしそうに言う夫に私は、


「当たり前でしょ?

私がいなくなったら、パパは何にもできないんだから。

任せなさい、パパのことはちゃんと私が看取ってあげるから。

だから、長生きしてね。」


夫の腕が私の背中に回り、抱き寄せられた。


彼の広くて大きな胸に顔を埋めた。


『みっちゃん、愛してる…』


夫は私の体を離し、付き合っていた頃のように私を呼んだ。


「晃くん、私も…愛してる…」


彼の顔が近づいてくると、私は目を閉じた…




が、


「イタタタタ…ダメッ!パパッ!痛み止め!!!」