美人薄命



笑えてくるはずなのに、何故か涙が出る。


「…っ!?あっご飯準備するね!」


慌てて立ち上がり涙を拭く。

紙袋から冷めてしまったサンドウィッチを取り出した。


「冷めちゃったけど、冷めても美味しいんだよ?」


背後に居る春人くんに話し掛ける。


「なぁ、何で泣いてんの?」


振り向くとすぐ後ろに春人くんが立って居た。


「俺のせい?」


「ち、違う!…なんか、その、勘違いで良かったなと思ったら…」


私の顔を覗くように視線を合わせてくる彼に恥ずかしくなり顔を上げられなくなってしまう。