パリーーーーーーー―ン
ガラガラガラガラーーー
グシャグシャグシャッッ
ドォォォォォーーーーン
弥嘉の言葉と同時に突然
けたたましい騒音を引き
連れてきた2人組が教室に
押し入ってきた。
一人はメイド服のような
格好をした小柄な少女で
左手に大きな金属バット
を所持している。
そしてもう一方は、黒い
スーツを着た長身の男で
バズーカ砲を携えて少女
の後ろに控えている。
「はぁ~いっ♪こちらに
ドラゴンちゃん達はいっ
ませんかぁ?」
少女の甲高い声が騒然と
した教室にやけに響く。
それを遮るかのように、
男がスーツの内ポケット
から何かを取り出した。
「胡蝶様、こちらを使わ
れた方が確実かと……」
「それもそうね~♪」
そう言って、少女は渡さ
れた双眼鏡を受け取る。


