「あのぉ……これはどう
いうことでしょうか?」


未だに状況把握が出来て
いない弥嘉はおずおずと
した様子で訊ねた。

一方、耀はそれを不思議
そうな顔で眺めたものの
明るい口調で答えた。


「あ、あれぇ?ヤヨには
言ってなかったっけ~?
あたし、この4月からドラ
ゴン専科で水泳のインス
トラクターをすることに
なったんだよっ☆」




「………………へっ?」




先程の発言を聞いても尚
理解出来なかったのか、
弥嘉の口から実に間抜け
な声が漏れた。

彼女の呆然とした様子に
耀は怪訝な顔をしたが、
すぐに言葉を言い換えて
端的に説明した。


「だ・か・ら、たまには
こっちに遊びにくるから
これからも宜しくね☆」

「は……はいっ!!」


太陽のような笑みと共に
もたらされたその言葉は
弥嘉の顔を綻ばせた。




――こうして華やかなる
宴は徐に幕を閉じた――




【Chapter.7 対峙】 完