†Dragon Guardian†


「俺達はそのことを誇り
に思っているから、尚更
奴らのことを“職員”っ
て言って区別している。
たかが書類と慣習だけで
“ドラゴンを救える”と
本気で考えてるんだから
ちゃんちゃらおかしな話
だよ、全くもって」


青年は頭に彼らを浮かべ
ながら苦笑を漏らした。

一方弥嘉は、その様子を
ただ眺めることしか出来
なかった。




「では……何故世間では
“帝政律館”が守護者の
養成学校とされているの
でしょうか?」


弥嘉はいつぞやの記憶を
辿りつつ徐に訊ねた。

すると青年は、頭を掻き
ながら思い出したように
口を開いた。


「あ~……それは、正直
国家と対立してドラゴン
を守っていくことは生半
可な覚悟では絶対に出来
ないと思うんだ。だから
中途半端な覚悟の奴には
入ってほしくない。それ
なら、常に前線で戦って
いる守護者を養成してる
って強調しておけばそれ
だけでも人材が絞り込め
ると思わないか?」


そう言って、彼は弥嘉に
白い歯と子供っぽい笑顔
を惜しげもなく向けた。


「ちなみに、あの学校の
奴ら全員は有事の場合に
守護者として戦うことが
義務づけられてるから」

「えええええっ!?そうだ
ったのですか!?」

「入学の時、別途に書類
貰わなかったの?」

「も、貰ってません」

「ははっそうか~!!もし
かしたら、お嬢ちゃんは
入学を許可されていない
んじゃないのか?」


彼はイタズラっ子の如く
からかう口調で言うと、
弥嘉は頬を膨らませた。