「だめじゃん(笑)でも上場くんらしいね」 苅谷はふふっと笑うと横髪を指先で耳にかけた。 やっぱり、すごく綺麗。 こんなさり気ない仕草が、男の心を掴んだりする。 少し心の何かが溢れるのを悟られないように目を背けると、嫌な事を思い出してしまう。 水町の告白を苅谷はどう受け取ったのだろうか―――――――