ご指名された相沢くんは見るからに草食系男子で、ヒィ!っと叫び声をあげると、山中の目を見ずに ごめんなさいごめんなさい と繰り返した。 そして山中に乗っかるようにして他の女たちも自分たちのパンを相沢くんに買ってくるように指示をした。 こんな恐ろしい現場は日常茶飯事だ。 相変わらず ごめんなさい 一点の相沢くん。 もはや何がごめんなさいか俺にもわからない。 ただ完全なる下僕ということは確かである。