教室で苅谷が俺の事を待ってくれていると思うと、きつく意味の為さない掃除もはりきってすることができた。 全く、俺は単純な生き物だ。 いや、男なんてみんな単純な生き物なんだ。 雑巾で水拭きに重ねられたカラ拭きをされた体育館の床は見事にピカピカになり、俺たちに大きな達成感を与えた。 三島と原田はすごくやりきった顔をしていて、俺はそれをまたこいつら使えるわ。と、受け取った。 体育館に設置される馬鹿でかい円時計は3:55を示していた。 ――――――まずい