眩しい。すごく眩しい。



心なしか以前よりももっと眩しくなった毛無先生の頭はもはや国宝級に値していた。

みんなは帰る用意や教科書などをカバンに詰め込んだりしながら、先生の頭をただひたすらに見つめる。



いつもよりも少しざわめきの感じられない帰りのホームルームが行われる教室で毛無先生は口を開く。



「えー、明日からは期末試験になりますので、十分に勉強、睡眠をとり試験に挑んでください」


教師らしいセリフをわざわざありがとうございます。

ですが、僕たち私たちはそんな約束を一切守るつもりはありません