「なに?」



どーせくだらない事だろうと勝手に決めつけ、無愛想に俺は返事をした。


微妙な尿意で来てしまった俺はなかなかでない小便にイライラし、別の意味も含め来なけりゃよかったと思った。



「あのさ、お前の隣の席に苅谷って子いるじゃん?すっごい可愛いよな」



は?確かにそうかもしれないけど、なぜ俺にそんなこと聞く。

俺は用を済ませ、手を洗う水町を疑問に思った。



「まぁ・・・・・・可愛いかもしんないけど」


やっと出た小便に俺は落ち着きを取り戻した。