そして教室の中心を位置どり、うるさく話をぺちゃくるのは暴君・山中をはじめとする、ゴリラたち。
なぜ中心にいつも集まりたがるのかは未だ不明である。

そんなとこにエサはないのに。





そんな女子たちの姿を教室の隅で遠い目で見届けた後に、俺はクラスの一番の親友である、浦野 荒太に話しかける。



「次の現国の宿題やったー?」

荒太はほんとに仲良しで、名前で呼び合う仲だ。


「やっばい。まだだ・・・・・・写さしてくれる?(笑)」