でもなんだか気持ちがスッキリした気がした。


風を味方につけた見事な勝利・・・

というかほとんど風の独り勝ち。


とはいえ今回は助けてもらったのでたくさんの感謝を贈ってみた。





空は曇ったままだったが、なんだか晴れやかな気持ちになった。


まだ続いていた三島たちのバンザーイに乗っかり、
一声大きく雄叫びを放つ。


「バンザーイ!!!」


その時――――――
タンタンタン・・・バンっ・・・・ギィィ・・扉がゆっくりと、自然に開いた
「おーい!上場、今日お前掃除だからな。綺麗なってなかったら殺すから。」


いきなり登場した山中久美。
俺の小さな自信が空にはじけて消えた。