とにかく俺たちは俺たちの旗を掲げなければならないのは事実である。
重すぎてなかなか旗揚げさえできないが、もう人数なんて関係ない。

うまく力を使えば、どんなに重みのあるものだって、持ち上げることさえできるんだ。





ぎゅうぎゅうにつみこまれた肉まん。のように、生徒たちは次々と体育館へ料理されていく。

吸い込まれていく中に、せっかくだから味を変えてやろうと調整する者がいる。

俺。


舞台はここに決めた。


始まりはここからだ!


上巻完結