俺の隣にいる荒太に目でサインをおくると、予定通り男子たちに想いを伝えることにした。 「みんな、話があるんだ」 案の定、無視された。誰も俺の声に耳をかさない。ひたすらに沈黙が続き、弁当と箸がすれる音がカチャカチャと響く。 なんと気まずい空気だろうか。 もっと弁当は楽しんで食べてほしい。 荒太の肩が俺に擦れたかと思うと、今度は荒太が一歩前に出て、呼びかける。 「俺からも話がある。みんな、少しだけでいいから聞いてくれないか?」