荒太は爽やかな笑顔で「当たり前。親友だろ」と囁いた。


涙が出そうになるのを抑え、真剣な目つきでありがとう と、伝えた。



そして、思いの丈を俺は語る。


「一緒に、学校を変えていこう」


「学校を?」


何もない天井を見ながら、なるべく荒太と目が合わないように言ってみた。

今目が合うと、気持ちが折れてしまいそうだ。
そして、涙がこぼれてしまいそう。