自分たちで状況を覆すしかない。



「俺たちで青春を取り戻そう!!」


「おーー!!」


勢いのある男たちに遅れをとった俺は小さく声を合わした。



荒れた今は覆すしかない。

自分たちの力で!



ふぅ・・・ とため息をついた俺はあおむけに寝そべった。
固い地面は最高に寝心地が悪く、まるで俺を拒んでいるようで、なんだか腹がたった。


俺の気持ちとは正反対にバカみたいに爽やかに晴れた7月の空は、まるで俺をバカにしているようで、また少し腹がたった。