誰一人いつものような『ひ弱な仲間意識』を持った者はいなかった。 あれだけカス扱いだった相沢くんまでもが、俺に殺意をむき出している。 そんな悲惨な景色を無視して進むと、今度は三島と原田が俺に立ちはだかる。 俺に付きまとうように慕っていた2人が、いま、俺の前で仁王立ちを決め込んでいる。 「そーすけ。お前は仲間じゃなかったのか?」 無防備な俺の心に三島が訊く。 「おい、裏切ったのか?」 それに続く原田。