「・・・はぁ・・・・・・くそ」 もし、古谷が本当にそんなことをしてしまえば、俺の立場はなくなるだろう。 弱い男子に比べれば、悠然と先頭をきっていたはずの俺。結局自分も弱くて、何もわかっていなかったんだけれど。 女子に加勢するというあの原稿用紙を読まれてしまえば・・・。 もう俺の味方をするやつなんて、誰もいなくなるだろう。 本当に冗談じゃねぇ。俺が女子派になるわけねぇだろ!