「ねぇねぇ上場。」 うおっ!? 天井のにきびみたいなブツブツを眺めていると、不意に近くから古谷の声がした。 いやらしく、気味の悪い声。 声の主を探ると、その音源はすぐそばだった。 横たわる俺を右側から古谷は見下ろしている。 仕切る白いカーテンにつかまり、甘えた表情でこちらをみる。 女みたいに大きな目の下には、痛々しいガーゼがわざとらしく大きめに貼り付いていた。