翌日、俺から遠い席には苅谷の姿がなかった。 何度も何度も苅谷がいた席を眺め、いったん目を逸らし、また席を眺め続け時間が過ぎた。 いくら確認しても、やっぱりそこは空白で、当たり前にあった笑顔が浮かんでは気分が沈んでゆくばかり。 何事もなかったかのように過ごす女子たちは、苅谷がいないということに気づいているのか気付いていないのか、そんなニオイもさせないかのようにごく普通に謳歌していた。 俺は重い体で大きなくしゃみを一発かますと、飛び出した鼻水を気にもせず、再び苅谷の席に目をやってしまう