購買部の扉が閉められると、一気に部屋に虚無が訪れる。




綺麗に磨かれた床にうつる情けない自分の姿。



まるで俺じゃないみたいな別のヘタレがそこにはいた。




負けるかよ!・・・


今回の悔しさはとてつもないものだった。その分、俺の闘志は燃え上がっていき、打たれ強さの格段にレベルが上がった気がする。



哀れみの目で俺を見つめるおじいさん。
やめろ。俺は負けてなんかいない。