フレアップ!!上巻




またもや勢いよく壁にクリーンヒットをした扉がふるふると震えている。



そしてびくりと振り返った俺の目線の先には無数の女子の姿―――――



その先頭では山中と古谷がふんぞり返っていた。


心なしか、みんな俺をあざ笑うかのように見つめている。




なんだ・・・?どういうことだ・・・

わざわざ遅れて登場してまで・・・なんのつもりだ


彼女らは表情の固まった俺にぞろぞろと近寄り始めた