おじいさんは まいどー としわくちゃの紙切れを受け取ると入れ替わりに、俺の目の前に無造作に収納された大量にイチゴサンドの入ったポリ袋を差し出した。 不憫なイチゴサンドたちが 助けて と言っているようで、俺は今すぐにでも救ってやりたかったが、開封にはまだ早いと救出を延期した。 我が砦、屋上にて開封したほうが安全だ。女の檻の中で宝を取り出すのはあまりにも危険だ。 安全策を考えているその時だった。 ばんっ・・・ 購買部の両扉が勢いよく何者かによって開かれた。