いや・・・でも待てよ。 普通にここのイチゴサンドを全部買ってしまえば一万円は越えてしまう。 それをおじいさんは五千円でいいと言っている。これは予約特典だろうか。 何にしろ大きなおまけだ。 予約なんやらはわけわからないが、ここは買っておくべきか・・・。 俺は安さに負け、静かに制服のポケットからしわくちゃの千円札を五枚とりだした。 いくら安いとはいえイチゴサンドはイチゴサンドだ。 品質は保証しますと、おじいさんの普段の通りに戻った笑顔が語っている。