フレアップ!!上巻




俺の作戦はまだここでとどまってはいない。

イチゴサンドを買い占める事で意味が為す。


最後のイチゴサンドを、最後の素晴らしい味を1人で全部堪能したいんだ!



俺は机に並べられた50を上回るであろうイチゴサンドを見つめると不気味に微笑んだ。


そんな俺におじいさんは不思議そうな顔をすると、「早いね」とだけぼやいた。


俺は腕を組み、鼻息を吹き出すと、「まぁね」と気持ちを溢れ出させた。