三限目が終わると休み時間には学校中で『イチゴサンドの祭り』が起きた 廊下で涙を流しながら、崩れ落ちる者 着実に仲間たちと作戦をたてる者 この世の終わりの如く絶叫する者 ただ一人ぶつぶつと呪文を呟く者 本当にイチゴサンドは今日で消えてなくなってしまうのかと思うと、優しかった教育実習生が二週間で消え去ってしまうような感覚がした。いや、やっぱ違うな とにかくイチゴサンドの存在はとてつもなくデカいものだったんだと痛感した