残暑が鬱陶しい時期も過ぎ、新たな境目が訪れる。 大きな風が俺の体ごと横切り、涼しいような寒いようなはっきりしない感覚に包まれる 足早に通学路を駆け抜け、校門に降り注ぐ枯れ葉が肩や頭へと不時着した 秋というものは目で感じるもので、実際に体感すると案外冷めてしまうものだ 現に、枯れ葉がすごく邪魔だ。パラパラ舞いやがって。 散るなら一気に散っていただきたい。 お前は夏の間は頑張ってたけど秋になるとこんなに老いてしまうんだな。 俺は葉っぱの脆さに同情を重ねると綺麗な校舎へと足を踏み入れた