crazy antique shop

「よし! いただこう!」

「ありがとうございます」

2人が会計に向かっている間、ミナはこっそりため息をついた。

「あ~あ、売れちゃったぁ」

「なぁに? 欲しかったの?」

「結構ステキだったから。でもスッゴク高いんだもん。見るだけでいいや」

「そうしなさいな。ミナには可愛い家具の方が似合うわよ」

「えへへ、そうかな?」

笑顔のミナに、マカも笑顔で返す。

「もちろん。…ああいう家具は、もうちょっと大人になってからね」

「そうだね。ちょっと早い気がするし。う~ん…。でもあのお人形は、ちょっと本気で欲しいカモ」