バサバサバサッ と書類達が落ちた音がして、自分の体に痛みが来るのを覚悟した。 ギュウッと目を閉じる。 トスンッ と軽い音がして、背中に温かさを感じた。 覚悟していた痛みは来なくて、代わりに降ってきたのは 「大丈夫か…?」 ってゆう低い声。 驚いて目を開くと… そこには、すっきりと整った美しい顔があった。 ドキンッ 高鳴る心臓に私自身かなり戸惑う。 こんな感覚初めてで… 不思議と、心地好かった。