愛の雫

パパから放たれた、『これから』って言葉に心が温かくなる。


あたしとパパの“これから”には、ちゃんと一緒に過ごせる時間があるんだって事を改めて実感する事が出来て、その言葉を噛み締めるように胸の中に留めた。


「うん」


あたしが笑顔で頷くと、パパと奈緒ちゃんがニッコリと笑った。


「じゃあ、決まりだね!」


嬉しそうに言った奈緒ちゃんは、あたしの手を取って続けた。


「それから、今日はもう遅いし、このまま皆でご飯食べて帰る事にしたからね!」