愛の雫

お詫び……?


「絵里香……?何……言ってるの……?」


あたしに馬乗りになっている泰人よりも、笑いながら彼に手を貸している絵里香の方が、よっぽど頭がおかしいと思った。


普通じゃない……


こんなの、異常だよ……


絵里香と何かあった時には、集団でシカトをされるくらいの事は覚悟していた。


だけど、絵里香がこんな汚い行為に手を貸すなんて、いくら何でも信じられなくて…


恐怖心なんかよりも、彼女の神経を疑う言葉ばかりが頭を過ぎっていた。