愛の雫

店長がいなくなった後も、特に忙しくなったりはしなかった。


時々鳴るコールに対応して、ドリンクやフードを運ぶ。


「暇だね〜」


「そうですね〜……」


乃依さんの言葉に同意すると、彼女は冷凍庫を開けた。


「そうだ♪またアイス食べよっか?」


「今度こそ怒られちゃいますよ!」


「う〜ん、さすがにダメかな〜……」


あたしが眉を寄せながら笑うと、乃依さんが唇を小さく尖らせた。


その表情は、やっぱりすごく可愛かった。