愛の雫

「希咲さぁ……秋山先輩って、中学の時はそれなりにモテてたでしょ?」


「そうだっけ?」


「希咲はそういう事にはあんまり興味ないし、秋山先輩と幼なじみだから普通だと思ってるのかもしれないけど……」


そこまで言った早苗は、苺ラテを飲み干してからこう続けた。


「秋山先輩って、一般的に見て結構カッコイイ部類だと思うよ?まぁカッコイイと思うかどうかは好みの問題もあるから、一概には言えないけどさ……」


彼女は眉を寄せながら、マグカップをトレイの上に置いた。