愛の雫

外は清々しいくらいの快晴で、空は爽やかな青色をしている。


太陽は穏やかな陽気を降り注いでいるけど、ひんやりとした空気が冬を感じさせた。


……今頃、あの人は一人で傷付いてるのかな?


一人ぼっちの家の中で、泣きながらオムライスを食べてたりして……


そう考えると口元が緩み、嘲笑(チョウショウ)が込み上げて来た。


とことん傷付けばイイ……


ずっと泣いてればイイ……


そんな汚い感情を胸に抱えながら、早苗との待ち合わせ場所に向かった。