愛の雫

あたし達は交代で電話を掛け、面接の約束を取り付けた。


先に電話を掛けた早苗が、あたしの事も話してくれていたからなのか…


電話に出た店長らしき人が、二人一緒に面接をしてくれると言った。


「面接は明日のお昼からだし、今から履歴書買いに行かない?」


「そうだね!早く書いた方がイイし」


「じゃあ、後で一緒に書こうよ!」


早苗の提案に頷いた後、バッグに携帯を入れて立ち上がる。


そしてトレイを片付けてから店を出て、近くのコンビニに向かった。