愛の雫

【週2日〜OK・1日3時間〜・昇給アリ・高校生歓迎】


求人広告に並べられた文章は、どれもすごく魅力的だった。


時給だって、高校生にしてはいい方だと思う。


「ねぇ、ここにしてみる?条件とか良さそうだし。それに、『友達同士でも歓迎』だって♪」


あたしが笑みを浮かべると、早苗はカラオケの求人欄を覗き込むように読み始めた。


「確かにお互いの家からも近いし、悪くないよね♪」


「じゃあ、決まりね!」


納得した早苗に、笑顔を向けながら言った。