三浦からアウトコース低目に投げるようにサインが出る。 さっきスクイズを見破られたから、さすがにもうしてこないだろう。 緊張感が高まってくる中、審判が突然プレーを中断した。 なんだ?と思っていると、おれたちの3塁側ベンチに向かう。 松永先生が立ち上がって帽子を取り、三浦も呼ばれる。 なにを話しているのかわからず、おれも走っていった。 「わかりました」 おれがベンチに着いた頃には松永先生が審判にお詫びをしているところだった。