すると、共南ベンチから背番号16をつけた選手がタイムをかけ、脱帽して球審のところへ走っていく。 初回に伝令役として出てきた選手だ。 二言三言会話を交わすと、すぐに引き上げた。 なんだったんだ?と疑念が晴れないままプレー再開。 水原が呼吸を整えてから3球目を投げたのは、インコース高目のストレート。 内側に食い込む窮屈なボールを加瀬は押し込むようなコンパクトなスイングで弾き返した。 打球はライト前のフェア地域内でバウンドすると、スライスしながらファウル地域へ。