おれはホームベースまでいって確かめた。 フェンスの黄色いペンキの縦の線からホームベースまで、白線に歪みがいっさいない。 しかも普通はメジャーを地面に引いてその上をライン引きで辿っていくのに、水原はなにも使わず、黄色いペンキだけを頼りに真っ直ぐ進んでいる。 おれとゴリはレフトの黄色いペンキを目指す水原の後ろを黙ってついていく。 「完了」 ライン引きがピタッと黄色いペンキの跡に接触させた水原は安堵の表情を浮かべた。 「おまえ、すごいな」 ゴリが感心する。